今月の言葉は
「本人の前で言えない悪口は言わない」
イチロー
です。
10月になりました。
やっと厳しい暑さも和らぎ、過ごしやすくなってきましたね。
さて、今月はイチローさんの言葉からです。
「あなたは悪口を言いますか?それを本人の前で言えますか?
言えないなら言わない。言えるならもっといい。」
イチローさんが自分自身に決めたルールの一つだそうです。
本人のためになる悪口なら言ってあげるといいという意味です。
決して、本人の前で罵詈雑言を言うのが良いという意味ではありません。
悪口は、自分にとって不快なことをされたり言われたりした時に
気の許せる人につい言ってしまいますよね。
最近ではSNSの発達により、匿名で悪口を言えてしまう環境にあります。
言ったことで少しストレスが解消される気がするのでしょうか。
しかし、最近の研究によると悪口には中毒性があり、悪口を言えば言うほど
逆にストレスが溜まり、より不幸になっていくそうです。
仏教では悪口を「あっく」と読みます。そしてお釈迦さまが人生を
最悪の状態から守るための指標とした十悪の中の一つにあります。
それほど悪口を言うことが人生にとって良くないということです。
悪口を全く言わないということは、本当に難しいと思います。
無意識のうちに言ってしまうなら、言葉を発する前に
その言葉を発していいか考える心の余裕が欲しいですね。